日本は世界随一の長寿社会ですが、それでもいつかは避けられないのが別れです。人が亡くなると、最近では密葬や家族葬など、身近な人手別れを済ませて、後日連絡だけする方法も少なくありませんが、葬儀には故人の血縁や生前の知人はもちろん、遺族の知人も集まって互いに故人を偲んだり、慰め合うなどの役割があります。普段はそれぞれ別々に合うことはあっても一堂に会することがない縁者が一か所に集まることで、多忙を理由に会えない人が再会するなど、故人の葬儀によって縁者が引き合わせを受けることができます。家族や親せきが亡くなった場合、葬儀は主に喪主や近い家族が中心になって流れを決めるため、喪主を務める経験は多くの人にとって限られています。

両親が高齢の場合など、漠然ともしもの時の流れを考えてはいても、いざというときに実際の手続きは、時間にも追われながら進めることになります。縁者への連絡範囲をどうするかや連絡の方法、役所への届出に、葬儀の場所や規模、会葬者へのお食事やお礼の方法など、決めることは山積みで、ゆっくりと故人を悼む暇も惜しいほどです。この忙しさは、近親者にとって、悲しみを和らげる副次的な効果もありますが、流れを決めるときに初めに決めておきたいのが葬儀会社です。会社を決めると、経験豊富な担当者が手続の手順と優先順位についてサポートしてくれたり、手順のチェックリストをくれて、順番に決めるべきことを案内してくれるので、一安心です。